今回のキーワードは、「CQ(文化的知性)」です。
CQの定義
文化が多様な状況で機能することのできる能力(Ang and Dyne 2008)。教育や訓練によって育成することができる能力であり、長期間安定的であるパーソナリティとは異なるとされている。但し、関連のあるパーソナリティとして、「経験への解放性」とは相関を有しております。経験に固辞しないタイプ。つまり、「アンラーニング」が得意な人ですね。
さて、質問です。「多様な文化チーム」と「単一文化チーム」どちらが成果が出ると思いますか?
「多様な文化チーム」と思われる人も多いかもしれませんが、CQが低いチームの場合には、「単一文化チーム」のほうが成果が出る一方、CQが高いチームであれば「多様な文化チーム」のほうが成果が出るのです。下記の1-4は、成果の高いチーム順。
CQが低いと、自分の考えに固執し、他人の価値観を認めず、コンフリクトしてしまいチームとして機能しなくなるので、強い(怖い?)リーダーが必要である一方、CQが高いと、他人を理解し他人の能力を活かすことで、調整型(優しい?)リーダーで、チームとして機能するのであろう。
常識=多様な文化チームの成果が高い
新たな常識=CQが高いチームであれば、多様な文化チームの成果が高くなる
コメント